大河ドラマ「いだてん」第11話、感動の三島弥彦の戦い。そして気になる視聴率は・・・
NHK大河ドラマ「いだてん」。
第11話「百年の孤独」が放送されました。
今回はドラマの中でチョイ役ではあるものの、重要な役割を担っている、金栗四三の履く足袋を作る「播磨屋」の主人・黒坂辛作を演じるピエール瀧容疑者が、麻薬取締法違反で逮捕されて初の放送。
いろいろな意味で注目も集まった回でしたが、さて物語と視聴率はどうなったでしょうか。
第11話のストーリー
いよいよストックホルムオリンピックが開幕。
今、わたしたち日本人が小さな国や、地域から初出場の選手団を見ると、なんだかんだと言いつつ、上から目線になって「お!●●がんばれよ!応援してっからな!!」なんて気持ちになることが多いと思いますが、ストックホルム大会では「●●」が日本でした。
たった2人の選手と、団長の嘉納治五郎たちわずかのメンバーだけでの行進。
ここから今のスポーツ界における日本が始まったわけですね。
プラカードを「JAPAN」にするか「日本」にするかで、日本を出るときは弱弱しかった金栗が、堂々と自分の意見を述べる姿には成長を感じました。
そして嘉納が折り合いをつけて「NIPPON」としたいきさつ。
熱いものを感じた方も多いのではないでしょうか。
そしてドラマの中では早速陸上の短距離予選がスタート。
そこに出場する三島弥彦が、極度の緊張から席を立つことができず、監督の大森兵蔵が「戦うのは自分のタイムだ」と語り掛け、圧倒的な実力差のある外国人選手と共に走るスタートラインにようやく立つことが出来ました。
そこで完敗を喫するわけですが自己新をたたき出すことができたことで、大森と抱き合って喜ぶシーンなどとても感動的なシーンでした。
三島は200メートルでも大敗。400メートルは優勝候補が他の競技者にメダルのチャンスを与える為と棄権。
そのため準決勝進出の権利を得るも、三島は棄権。
「勝負にならない」ことが実際理由だったと言われていますが、ドラマの中で嘉納が「悔いはないんだね?」と聞き、笑顔で頷く三島のシーンも感動的でした。
今でこそ、日本人の短距離もリレーでは世界でも有数の実力を要し、個人でも日本人初の9秒台を出した桐生祥秀や、山縣亮太、ケンブリッジ飛鳥など活躍が目まぐるしいですが、この三島の勇気ある第一歩から繋がる系譜。
ドラマの中で三島が「100年たっても日本人には短距離は無理だ・・・」と語りました。
確かに桐生選手ら有望な選手は出てきましたが、まだリレーでなく個人単体としてオリンピックで一番高いところに日の丸を掲げることが出来るかと言えば、道半ば。
三島の感じた絶望を吹き飛ばせる日を早く見てみたいものです。
さて、いよいよ来週「太陽がいっぱい」では、マラソンの金栗がスタート。
これも惨敗に終わるわけですが、金栗はどのような想いで40キロに挑み、そして戦うのか。
これも期待大。
見逃せない大一番です。
「いだてん」視聴率推移表
さて気になる視聴率ですが・・・
前回8パーセント台まで落ち込んでいた数字は残念ながら跳ね返せず・・・
第10話と同じ8.7パーセントでした。
良い意味でも悪い意味でも、今回はピエール瀧容疑者の件もあって注目を集めたのでもう少し浮上するかなと期待もしたのですが・・・
ドラマのストーリ自体は見ごたえがどんどん出てきているのですが、最初の「つかみ」の時点だけで拒絶反応を示した方に戻ってきて頂くのは、これは至難の業かもしれませんね・・・
ただ第12話の「金栗の決戦の巻」には期待感しかないので、見るか見ないか悩んでいる方は是非是非ご覧いただければと思います。
当ブログでも「いだてん」を盛り上げようと、登場人物を調べた記事も出していますので、併せてご覧頂き、感情移入して頂ければなぁと思います。
放送回 | タイトル | 視聴率 |
---|---|---|
第11話 | 百年の孤独 | 8.7% |
第10話 | 真夏の夜の夢 | 8.7% |
第9話 | さらばシベリア鉄道 | 9.7% |
第8話 | 敵は幾万 | 9.3% |
第7話 | おかしな二人 | 9.5% |
第6話 | お江戸日本橋 | 9.9% |
第5話 | 雨ニモマケズ | 10.2% |
第4話 | 小便小僧 | 11.6% |
第3話 | 冒険世界 | 13.2% |
第2話 | 坊っちゃん | 12.0% |
第1話 | 夜明け前 | 15.5% |
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