大河ドラマ「いだてん」第23話、関東大震災・・・シマの運命は・・・

大河ドラマ「いだてん」第23話、関東大震災・・・シマの運命は・・・

いだてん23話「大地」が放送されましたので、いつものように簡単なレビューを。

今回はこのドラマ始まって以来、本当に笑えない回・・・
関東大震災がテーマでした・・・

第23話のストーリー

まず前半で22話からの続きで、竹早に籠った村田富江(黒島結菜さん演)たち女学生が、シマ(杉咲花さん演)の助言で、村田の父・大作(板尾創路さん演)とかけっこ対決。

男には女は肉体的に勝てない。
それは医学的見地からの意見だとの声に反発した競争でしたが、さすがにドラマの中の話しといえ日本記録を樹立した娘・富江に叶うはずもなく結局、金栗も罷免は免れ、めでたしめでたし・・・といった雰囲気で進行。

さらに金栗は、恩師・嘉納治五郎が建設中だった明治神宮外苑競技場に訪れ、感激に浸っていた最中。
多くの人の運命を分けてしまった地震が起きてしまいます。
それはご存知、関東大震災。

関東大震災は大正12(1923)年9月1日。
ほぼ正午に起きた大震災です。

アントワープオリンピックがあったのが1920年なので、金栗が2度目のオリンピックに出場した3年後のことです。

ドラマの主要人物の多くは無事でしたが、たった一人、運命が大きく分かれてしまいました。
その人物は第一話からずっと、当時は三島弥彦の三島家に仕える女中。
現在は金栗の同僚教師であるシマちゃん。

彼女は当時浅草にあった凌雲閣に観劇のため訪れており、そこで被災してしまいました。
実際、凌雲閣は12階建てで8階以上は壊滅してしまい、展望台にいた10数名もほとんどが即死だったと記録に残ります。

シマ一人が行方が分からず、夫の増野さん(柄本佑さん演)と金栗2人で探しますが結局見つからず・・・

ドラマの中では明確な表現がなかったのですが、一つ大きな事実が。
それはビートたけしさん演じる古今亭志ん生の弟子、五りん(神木隆之介さん演)の祖母がシマだったことが判明。

ドラマの中で重要な情報が五りん達の会話に隠されていました。

「結局見つからなかった・・・」

シマちゃん・・・どうなってしまうのか・・・
彼女は架空の人物なので、どうとでも描けるとは思いますが、いよいよ次回、金栗四三編は最終回。

後編の田畑政治編に移るわけですが、どんな「エンディング」を見せるのか。
見逃せません。

「いだてん」視聴率推移表

視聴率は6.9%でした。

やはり大河ドラマは有名な歴史人物・・・それも戦国大名を扱わないと、数字は悲惨なことになってしまいますね・・・
しかし数字は大河史上最低になってしまった今作ですが、間違いなくドラマとしてのクオリティは高いですし、エンターテインメントとして最高に楽しいドラマであることは、数少ないかもしれないですが視聴者として訴えたいと思います!

放送回 タイトル 視聴率
第23話 大地 6.9%
第22話 ヴィーナスの誕生 6.7%
第21話 櫻の園 8.5%
第20話 恋の片道切符 8.6%
第19話 箱根駅伝 8.7%
第18話 愛の夢 8.7%
第17話 いつも2人で 7.7%
第16話 ベルリンの壁 7.1%
第15話 あゝ結婚 8.7%
第14話 新世界 9.6%
第13話 復活 8.5%
第12話 太陽がいっぱい 9.3%
第11話 百年の孤独 8.7%
第10話 真夏の夜の夢 8.7%
第9話 さらばシベリア鉄道 9.7%
第8話 敵は幾万 9.3%
第7話 おかしな二人 9.5%
第6話 お江戸日本橋 9.9%
第5話 雨ニモマケズ 10.2%
第4話 小便小僧 11.6%
第3話 冒険世界 13.2%
第2話 坊っちゃん 12.0%
第1話 夜明け前 15.5%
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