大河ドラマ「いだてん」第27話、金栗四三遂に故郷熊本へ。そして激動の時代へ

大河ドラマ「いだてん」第27話、金栗四三遂に故郷熊本へ。そして激動の時代へ

いだてん27話「替り目」が放送されましたのでレビューを。

第27話のストーリー

すでに「いだてん」は第2部の田畑政治(阿部サダヲさん演)編に入ってますが、以前ちょくちょくと第1部の金栗四三(中村勘九郎さん演)も登場してましたね。

完全に1部と2部でぶったぎらず、グラデーションかけて金栗四三をフェイドアウトさせるプランだったようで、いよいよ金栗さんがこのドラマから退場になりそう。

金栗四三の兄・実次(中村獅童さん演)が死去。
これが転機となっていよいよ熊本へ帰るというもの。

実際は1941年から45年まで。
つまり第2次世界大戦の頃は、東京の青葉女学校(現:青葉学園短期大学)で講師を務め、戦争がいよいよ最終局面に差し掛かる3月に熊本へ帰り、その後熊本に腰を押し付けたとされているので、まだまだ東京にいるはずですが、ドラマの流れとしてはこれで完全に第2部の「マーちゃん」編に色変わりぽいですね。

マーちゃん率いる日本水泳界にはニューヒロインが登場。
ロサンゼルスオリンピック(1932年)で銀メダル。
ベルリン(1936年)では金メダルを獲得した前畑秀子(上白石萌歌さん演)

先程触れましたが、なので時代的に金栗さん退場や、1940年の東京オリンピックを語るのは少し早すぎると思うんですけどね(笑)

しかし時代はいよいよ混沌とした時代へ。

再び…というべきなんでしょうかね。
西郷隆盛が西南戦争を起こしたのは1877年。

それから55年後の話なので…

1932年、犬養毅総理大臣が暗殺された5・15事件が次回予告編で触れられていました。

その予告編では高橋是清(萩原健一さん演)が凶弾を浴びるシーンがありましたが、どうなるんでしょう。

史実では高橋是清が暗殺されるのは、その4年後の2・26事件なのですが、まぁこのドラマは史実を忠実に学ぶ…といった性格ではないので、細かい(?)ことは置いておきますか(笑)

関東大震災で、シマちゃん先生(杉咲花さん演)が亡くなったり、悲しいこともありましたが、全体的にはドンチャン騒ぎで進んできたこのドラマ。
時代的に、いよいよ第2次世界大戦突入で、ドンチャン騒ぎどころでなくなるわけですが、そんな時代をマーちゃんや、播磨屋の黒坂辛作(三宅弘城さん演)ら、東京の普通の人々をどのようにクドカンワールドで描くのか興味津々。

ドラマ全体でみても次回が28回。
いよいよ終盤戦へ入っていくわけですが、なにかもう一波乱起こしそうで、みてる方はワクワクしますね。

次回放送も楽しみです。

「いだてん」視聴率推移表

先週から微減の7.6パーセントでした。
次回は参院選のため一週お休みです。

放送回 タイトル 視聴率
第27話 替り目 7.6%
第26話 明日なき暴走 7.9%
第25話 時代は変わる 8.6%
第24話 種まく人 7.8%
第23話 大地 6.9%
第22話 ヴィーナスの誕生 6.7%
第21話 櫻の園 8.5%
第20話 恋の片道切符 8.6%
第19話 箱根駅伝 8.7%
第18話 愛の夢 8.7%
第17話 いつも2人で 7.7%
第16話 ベルリンの壁 7.1%
第15話 あゝ結婚 8.7%
第14話 新世界 9.6%
第13話 復活 8.5%
第12話 太陽がいっぱい 9.3%
第11話 百年の孤独 8.7%
第10話 真夏の夜の夢 8.7%
第9話 さらばシベリア鉄道 9.7%
第8話 敵は幾万 9.3%
第7話 おかしな二人 9.5%
第6話 お江戸日本橋 9.9%
第5話 雨ニモマケズ 10.2%
第4話 小便小僧 11.6%
第3話 冒険世界 13.2%
第2話 坊っちゃん 12.0%
第1話 夜明け前 15.5%
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