大河ドラマ「いだてん」第19話、第一回箱根駅伝開催

大河ドラマ「いだてん」第19話、第一回箱根駅伝開催

いだてん19話「箱根駅伝」が放送されましたので、いつものように簡単なレビューを。

今回はみんな大好き箱根駅伝の誕生秘話に、オリンピック再開、あと森山未來さんの演技も話題になりました。

第18話のストーリー

箱根駅伝は1920年、金栗四三らの提案で始まったと言われます。
アメリカ横断競争の予選的な意味もあったなど、その諸説は様々ですが、ともかく金栗の母校である東京高等師範(現:筑波大)、早稲田、明治、慶応の4大学が参加して開催されました。
結果はドラマ同様に東京高等師範が大会初優勝を遂げたわけですが、初めに金栗がストックホルムの予選に登場した時、そしてそのストックホルム大会に出場が決まった時の弱弱しさはもうどこにもなく、熱血漢の指導者としても描かれていたのが面白いですね。

これが第19話だったのですが、金栗の成長も大いに感じています。

そしてオリンピックですが、1920年、その第1回箱根駅伝が開催された年に、1912年のストックホルム大会以来、8年ぶりにベルギーのアントワープで開催されることが決定。
日本も参加することになるのですが、日本が唯一メダルを狙えるマラソンが当初は開催されない方向だったとか。

体育協会も苦悩しますが、金栗らの箱根を見た体育協会メンバーは大いに感動。
アントワープではぜひマラソンをやって欲しいと、動きかけるであろうところで放送は終わりました。

あと、森山未來さんの落語も話題になりましたね。
2人の落語家を演じ分けたことがインターネットでも話題になっています。

森山未來さんはダンスも出来ますし、私が初めて森山さんの演技を見たのは劇団☆新感線の「メタルマクベス」。
レスポールJrと、演歌歌手の元きよしという二つの役を演じましたが、クラシックバレエ仕込みの本格的なキレのあるダンスに、タップダンスを披露。
またソロで劇中歌も2曲ほど歌い上げ、歌って踊って、さらにシリアスな役から、元きよしのようなコミカルな役柄まで演じ切ってしまう実力派の役者ですが、今回はその躍動感は封印して、難しい噺家の役を完全に演じ切っているのは、さすがというか凄いとしか言いようがありませんね。

まさに隠れた主役そのもの。

まぁ、今回はテレビ的には視聴率を取る役者というか、タレントが少ない印象もある反面、実力ある舞台俳優が勢ぞろいしているだけに、見ていて毎回楽しいですね。

次週は「恋の片道切符」。
最近まったく登場していない、ストックホルムのもう一人の立役者、三島弥彦も予告に登場していたので、ラブストーリーではなく、いよいよアントワープへ旅断っていく回になるはず。

史実でも3回オリンピックに出場する、金栗2度目のオリンピックです。
前回と違い、後輩たちを指導する立場でもある金栗が、どんな旅路を送るのかも楽しみです。

「いだてん」視聴率推移表

視聴率は2週続けて8.7%。
なんだかんだ言われてきた今作の視聴率ですが、なにかひとつ起爆剤というか、見始める(再開する)きっかけを作れば、劇的に向上するとは思えないですが、好転する可能性は大いにあると思うんですけどね・・・
これは今後の制作サイドに期待していきたいところです。

放送回 タイトル 視聴率
第19話 箱根駅伝 8.7%
第18話 愛の夢 8.7%
第17話 いつも2人で 7.7%
第16話 ベルリンの壁 7.1%
第15話 あゝ結婚 8.7%
第14話 新世界 9.6%
第13話 復活 8.5%
第12話 太陽がいっぱい 9.3%
第11話 百年の孤独 8.7%
第10話 真夏の夜の夢 8.7%
第9話 さらばシベリア鉄道 9.7%
第8話 敵は幾万 9.3%
第7話 おかしな二人 9.5%
第6話 お江戸日本橋 9.9%
第5話 雨ニモマケズ 10.2%
第4話 小便小僧 11.6%
第3話 冒険世界 13.2%
第2話 坊っちゃん 12.0%
第1話 夜明け前 15.5%
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